今ここにある こと

感情の抑圧

私たちは大抵の時間を“思考の中”で過ごしています。

仕事の時はもちろんのこと、家事をしている時も、車を運転しながらも、

誰かと話している時も、考える必要のないことまで“考えながら”過ごしています。

 

“思考の中にいる”とき、わたしたちは「今ここ」にはいないのです。

過ぎ去ったことについて振り返り、これから先のことを想像して計画を立てたり、

不安を感じたりしていないでしょうか?

考えてばかりいると、「今この瞬間」を生きていないことと同じなのです。

 

ほんとうに「今ここにある」とは?

“思考の中”から抜け出して“感じること”に意識を向けることです。

自分の五感をフルに使って

今ここにあるものと一緒にいる感覚に目覚めていくことです。

 

それでも思考はたびたびやってくるでしょう。

消えることのない思考にも気がついては、感じるものに意識を向けていくのです。

 

こうして、自分の中に湧いてくる あらゆる感覚と一緒にいることを

丁寧に感じ取っていくことで いつしか思考は静まって

身体と心と意識が一体となるときが訪れます。

 

それが、「今ここにある あなた」です。

ただ ただ 静寂で安らかな「わたし」に気がつくことでしょう。

 

“感情”は、“本当の自分”ではない

多くの方が感情や感情の声を“本当の自分”と思っています。

そして、ネガティブな感情を表に出してはいけないと思っています。

 

例えば、

彼が向き合ってくれない…

ちゃんと話しを聞いてくれない…

本当に愛してくれているのかわからない…

 

こんな思いにかられるとき、思考を巡らせて原因を探り、

解決方法を必死に探しませんか?

こうやって思考がグルグル回るとき、実は感情が浮上しているのです。

 

だけど、“感情の声”を“本当の自分”と思っていると

「隠さなきゃいけない」と思って、浮上してきている感情を

必死に抑圧するのです。

 

抑圧するために“考えている”といってもいいでしょう。

 

だけど、抑圧すればするほど、どんどん本心から遠ざかるので、

人生に苦しさを感じていくのです。

 

“感情”は過去のもの

どんな感情も、子供の頃に感じきれなかった過去の感情です。

 

彼が向き合ってくれなくて「悲しい」と感じていても

その「悲しみ」は、過去のものなのです。

 

幼い頃に、向き合ってくれなくて「悲しい」と感じた経験があるはずです。

子供の頃には感じきれなくても、大人になった今のあなたには

感じきれるのです。

 

今ここにある あなた とは

今ここにある あなた が“本当のあなた”です。

 

そのあなたが育つことで

過去の感情を感じて 表現することができるようになります

ここはこつこつと根気がいる作業ですが

しっかりと 自分と向き合うことで

現実はどんどん自由になり 生きやすくなっていきます。

 

本当は何を望んでいて 何を望んでいないのか、

自分の正直な気持ちを感じられるようになり、

「ありのままのあなたらしさ」が内側から

湧き上がってくるでしょう。

そして、かけがえのないものに命を使いたくなるのです。

 

それは“考えて出した答え”とは全く違うことでしょう。

 

今ここにあること とは

「ありのままの自分」に出逢う扉なのです。

そして、「あなたの中にある愛」に出逢う扉でもあります。

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